民泊の始め方から運営・乗り換え・売却まで|全国対応

【データ更新日: 2026年9月26日】

白浜町の三段壁と太平洋
白浜町の三段壁。南紀白浜は温泉・海水浴・アドベンチャーワールドで通年の需要がありますが、和歌山県は駐在の義務が厳しい県です

南紀白浜(白浜町)で民泊を始める方へ。和歌山県は区域や期間の制限はない一方で、宿泊者がいる間の「駐在」が条例で義務づけられている県です。戸建てなら徒歩おおむね10分以内に人がいなければならず、遠隔だけの運営は成り立ちません。さらに届出前に近隣住民の反対がないことの確認も求められます。民泊運営代行10年以上の民泊サポートが、南紀白浜で特に効く確認点をまとめました。

▼ 南紀白浜で始める前の結論

  • 和歌山県は事業の実施制限(区域・期間)がありません。曜日で営業できない日は無く、年間180日の上限だけです
  • その代わり宿泊者がいる間は駐在が必要。戸建ては通常徒歩おおむね10分で到達できる距離の範囲内、マンション等はその建物内と定められています
  • 届出前に近隣住民に反対の意思がないことの確認と自治会長への説明が必要です。駐在場所を変えるときも同じ手続きが要ります
  • 宿泊者への説明も具体的で、深夜(23時〜6時)は窓を閉める、屋上・ベランダ・庭・共用部でのパーティー禁止まで条例で決まっています

① 区域・期間の制限はない。代わりに「駐在」が重い

全国では条例で曜日や区域を制限する自治体が多いなか、和歌山県は区域・期間の制限を設けていません。平日も営業できるため、通年で稼働を組める点は南紀白浜にとって有利です。

ただし和歌山県住宅宿泊事業法施行条例は、苦情対応のために宿泊者がいる間の駐在を求めています。管理業務を委託している場合も、委託先(再委託先を含む)が駐在しなければなりません。

駐在しなければならない場所
戸建て住宅(集合建物以外) 通常徒歩おおむね10分で到達できる距離の範囲内
集合建物(マンション等) 当該建物内
苦情対応 深夜早朝を問わず常時対応。宿泊者がいない時も同様です。苦情が多発しているのに対応しない場合は業務改善命令等の対象になります
駐在場所の変更 届出が必要。事前に近隣住民への反対の意思がない旨の確認・自治会長への説明等が求められます

どこに人を置けばよいか

物件の種類で、駐在しなければならない場所が変わります

戸建て住宅

物件から徒歩おおむね10分で着ける範囲の中に駐在します

マンション等

同じ建物の中に駐在します。近くの別棟では足りません

苦情の受付

宿泊者がいない時も含め、深夜早朝を問わず常時対応します

南紀白浜は関西圏から車で来る層が多く、チェックインが夜になることも珍しくありません。「鍵はスマートロック、管理は遠隔」だけでは条例を満たさないため、現地に動ける人を置けるかどうかが最初の関門になります。

② 届出前に近隣住民の確認と自治会への説明が要る

和歌山県では、届出の前に近隣住民に反対の意思がないことの確認と自治会等への説明が求められます。物件を買ってから近隣の同意が得られず進まない、という事態を避けるため、契約前に近隣の状況を確かめるのが安全です。

届出までの順番

STEP 1

近隣住民に反対の意思がないことを確認する

STEP 2

自治会等へ説明する

STEP 3

和歌山県へ届出を出す

営業開始後

苦情対応の記録を3年間保管し知事へ報告する

※ STEP 1・2は物件の売買契約より前に見通しを立てておくと安全です。

あわせて、苦情対応の記録を3年間保管し、知事へ報告する義務もあります。運営を委託する場合は、この記録を誰がどう残すかまで契約時に決めておきます。

③ 宿泊者への説明事項が具体的に決まっている

騒音 近隣住宅の住民に迷惑を及ぼす大声や音を発しないこと。深夜(午後11時〜午前6時)は、屋外に音が漏れないよう窓を閉鎖すること
パーティーの禁止 屋上・ベランダ・バルコニー・テラス・敷地内の庭・集合建物の共用部分での飲食を伴う会合は開かせないこと
ごみ 民泊で出たごみは事業系ごみです。事業者が指定した処理方法を宿泊者に説明します。処分方法は白浜町にご確認ください
火災の防止 火災の防止のために配慮すべき事項を説明します

海が近く庭やテラスのある物件ほど魅力的に見えますが、その庭やテラスでのパーティーは条例で禁じられています。募集ページの見せ方と運用ルールを最初から揃えておく必要があります。

④ 白浜町の窓口

住宅宿泊事業(民泊新法)の届出 物件のある地域を管轄する保健所の衛生環境課。白浜町は田辺保健所の管内です。和歌山市内は和歌山県庁 生活衛生課
073-441-2620
旅館業(簡易宿所)の許可 同じく管轄保健所の衛生環境課が窓口です
消防法令適合の相談 白浜町消防本部
0739-43-0119
用途地域の確認 白浜町の都市計画担当課。海沿いは用途地域の指定がない区域もあるため、物件ごとの確認が要ります

⑤ 南紀白浜の宿泊需要の考え方

夏(7〜8月)

白良浜の海水浴でピーク。駐車場の有無と人数の上限が予約単価に直結します。ごみの量も増えるため、事業系ごみの処理を先に決めておきます。

通年

温泉とアドベンチャーワールドがあり、家族連れの需要は通年です。区域・期間の制限がない県なので、平日も含めて180日を配分できます。

運営体制

駐在義務があるため、現地に動ける人を置けるかが前提条件。清掃と駐在をまとめて手配できるかで、実現できる物件の範囲が変わります。

南紀白浜の民泊によくある質問

Q. 大阪在住です。無人運営はできますか?

A. 和歌山県の条例では、宿泊者がいる間は戸建てなら徒歩おおむね10分以内、集合建物なら建物内に駐在が必要です。完全な無人運営はできないため、現地の管理体制をどう組むかが先になります。

Q. 曜日や季節で営業できない日はありますか?

A. 和歌山県は区域・期間の制限を設けていないため、曜日による制限はありません。年間180日の上限のみです。

Q. 近隣の同意が取れないと届出できませんか?

A. 届出前に近隣住民に反対の意思がないことの確認と自治会長への説明が求められます。物件の契約前に周辺の状況を把握しておくことをおすすめします。

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※ 出典:和歌山県「住宅宿泊事業者の皆様へ」(県条例に基づく実施時のルール)、和歌山県住宅宿泊事業法施行条例(2026年9月26日確認)。行政情報は変動します。最終的には各管轄窓口にご確認ください。

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